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黒歴史第三章

王手!

 

 誰がこんな事を考えついたのか。将棋の駒をすべてロボットに変型させてしまえ、そんなアイデアが形になってしまったのが、このショーギウォーズであった。おおよそ15年ほど前のことである。

 当時のバンダイには、どんなアイデアでも形にしてしまう勢いがあった。その結果、今ならわざわざ実行しそうもないような大胆なアイデアが次々に商品化されていった。そして、テレビキャラクターに依存しないオリジナル商品も多数発売された。マシンロボしかり、タマゴラスしかり、ポケットザウルスしかり。そうした中で生まれたのが、このショーギウォーズである。

 

 ショーギウォーズにおいてもルールそのものは普通の将棋と変わらないわけだが、敵陣に入って駒が「成る」時に、裏返す替わりにロボットへと変型させるのである。なお、王将と金将は最初からロボットに変型させておくことになっている。一度で良いから、是非プロの棋士がこのショーギウォーズで対局するところを見てみたいものである。なお、専用の立体将棋盤やミサイルランチャーなどが付属しており、まだ将棋のルールが難しい子供にも色々な遊び方が出来るように工夫されている。

 

 では、いかにショーギ戦士達を紹介していこう。

 

王将

 軍団を統べるリーダーである。変形時のプロポーションがもっとも人型に近いものとなっている。(王将と金将の胸の字は、購入後に自分で色を入れたものです。)

 

金将

 王将に次ぐ位の金将。プロポーションも王将に次いで良いが、腕が短い。

 

銀将

 金将に較べると、ぐっと非人間的なプロポーションの銀将。

 

飛車&角行

 飛車のロボットモードは脚の替わりにキャタピラが付いており、直進性の高さを表現している。一方、角行のロボットモードはずんぐりしてはいるが人型に近い。

 

桂馬

 独特の動きをする桂馬であるが、ロボットのデザインにはそういうものを示唆する意匠は見られないようだ。

 

香車

 ただひたすら真っ直ぐに突き進んで攻撃する香車。そのイメージを反映してか、両腕にはミサイルを装備している。

 

歩兵

 もっとも無力にしてもっとも頼りになる歩兵部隊。変型も一番単純で、脚らしい脚はない。

 

 

 先頃バンダイから食玩として「ブンボーガー」なるシリーズが発売されて一部で話題を呼んだが、こうしたオリジナルシリーズはバンダイにおいては昔から何度となくリリースされてきたものであった。マシンロボやタマゴラスなどの後年に名を残すシリーズ以外にも、変形メカが合体する「ダイバトル」や工具を内蔵したメカが合体する「機工合体ダイクロス」、また、ショーギウォーズと同じコンセプトのカプセル玩具(後に食玩)「ショーギロボ」なども楽しいシリーズであった。こうしたバンダイのオリジナルアイテムの歴史も、いずれ調べて紹介していきたいものである。

 

 

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